
会社の力になるものには、工場にある「機械」や会社の「お金」、そして何より大切な「人」がいます。
考えてみてください。
昨日まで100個しか作れなかった機械が、今日いきなり200個作れるようになったり、銀行口座のお金が急に5倍に増えたりすることは、まずありえませんよね。
でも、「人」の力は別格です。
メンバーのやる気やチームの雰囲気次第で、そのパワーは2倍にも3倍にも、ときには10倍以上にも膨れ上がります。
素晴らしいチームは、まるで “魔法の掛け算” のようです。
メンバー1人ひとりの力を単純に足し算(1+1=2)するのではなく、「1×1」が3にも5にも10にもなるような、とてつもない力を生み出します。
逆に、チームの雰囲気が悪いと、”力の奪い合い” が始まってしまいます。
本来100の力を出せる優秀な人でさえ、周りを気にして半分も力を出せなくなってしまうのです。
これでは、お互いの足を引っ張り合うだけで、チーム全体の力がどんどん弱っていく「負のスパイラル」に陥ってしまいます。
このように、良くも悪くも、チームは会社の未来を左右するほどの大きな可能性を秘めているのです。