
職場で「なんでこんな理不尽なことが…」「これはおかしい!」と、どうしようもない怒りやもどかしさを感じることがありますよね。
その気持ち、決して無駄にしないでください。
それは、あなたの会社やチームがもっと良くなるための、大切な「エネルギー」の源泉なんです。
ただし、そのエネルギーの使い道には注意が必要です。
誰かを責めるために使ってしまうと、それはガソリンをまいて火をつけるようなもの。
周りをヒリヒリさせ、後には嫌な煙と灰しか残りません。
そうではなく、その熱いエネルギーを、未来を照らす「発電機」の燃料に変えてみませんか?
「どうすれば、この問題が二度と起きない仕組みを作れるだろう?」
「みんながもっと気持ちよく働くためには、どんな工夫ができるだろう?」
このように、「犯人探し」ではなく、未来のための「宝探し(=解決策探し)」を始めるのです。
そうすれば、人間関係をギスギスさせることなく、みんなが「もっと働きやすい未来」に向かって、一緒に進んでいくことができます。
あなたが最初に見つけた「あれ?」という小さな違和感や問題点は、まるで分厚い壁にできた、ほんの小さな「ひび割れ(クラック)」のようなものかもしれません。
最初は心細いでしょう。
でも、勇気を出して「このひび割れ、今のうちにみんなで直しませんか?」と声を上げてみてください。
きっと「実は私も気になってたんだ」「手伝うよ!」と、一緒に壁を直してくれる仲間が現れます。
そして、その小さなひび割れから、チーム全体を明るく照らす改善の光が差し込んでくるのです。
たった一人の前向きな一歩が、チームを強くし、会社を成長させる、何より大きな力になるのです。